奈良漬の原材料
○酒粕
 
新粕(板粕・バラ粕)
前年の11月頃より、4月頃までにできたものをいう。
色 乳白色  香り 良 板状
四季新粕(板粕・バラ粕)
6月頃より、10月頃の新粕をいう。
古粕(踏込粕)
新粕(バラ粕)を桶或は、タンクに春までに踏み込み、土用(7月中旬)が過ぎれば 、味噌状になるがこのことをいう。
8月より7月頃奈良漬には、この粕を使用する。
  • 色 ピンク・黄白色より茶色(一番良い色は、金茶色)
  • 香り 良 
  • 甘み 酒精(アルコール分)
○野菜など
 
シマ瓜
原種は大和瓜
形 良 
歯切れ 少し固目が多い 
厚み 良
 
しまうり
西瓜 (源五兵衛)
奈良漬の西瓜は肉質の厚い品質を使用する。
大きさ・・100g〜120g
産地・・和歌山
すいか
胡瓜(毛馬・朝風)
本来、奈良漬に最適な胡瓜は、毛馬種であるが、現在生産がないので朝風を使用する。
サイズ 27〜32cm 
目方 100〜120g
胡瓜
茄子(ききょう・丸茄子)
茄子は丸茄子を使用する。
皮が柔らかで肉がしっかりしている物を良とする。
目方 100〜120g
なす
守口大根
もともとは、大阪守口を原産とし、現在、長良川流域に産地は移動している。
本来 長さ1m、目方350gを良としたが、現在はそれより小ぶりを主とする。
 
人参(西洋人参)
人参は、金時・西洋人参共に使用できるが、現在は西洋人参を主とする。
目方 70〜100g
 
メロン
現在、マスクメロンを使用。
重量 70〜100g
 
京都、和泉屋長兵衞の頁
古都屋
漬け物小辞典
芦谷安治商店
泉州浅漬 水茄子太郎
江戸時代から伝統を継承する老舗
酒蔵の奈良漬 太田酒造